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エロとヲタと鬱と雑談のドブ板ブログ。
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ようつべで昔のテレビ番組を見てたら久しぶりに「HYU2(ヒューヒュー)」のOPを見た。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC
ウィキを見るともう15年も前の番組だという。
日テレ土曜17時台にやってて、前番組「鶴ちゃんのプッツン5」からの流れで見てた覚えがある。
東京パフォーマンスドール(篠原涼子が居たアイドルグループ。その後のアイドルだとチェキっ娘とかAKB48みたいなポジションだった。以下TPD)、関根勤、伊集院光が出てたのは覚えてたけど、中山秀征やTEAM0(山崎邦正が組んでたコンビ)もレギュラーだったのか。
すっかり忘れてた。
中山のポジションをなぜか彦麻呂と記憶違いしてた。

何より思い出すのは、僕が伊集院光という人物を初めてテレビで見たのがこの番組だったのだ。




ちょうど伊集院が「oh!デカナイト」で若者人気を獲得し、ホリプロに移籍して本格的にテレビ進出し始めたころで、TBSの平日正午の帯番組(「いいとも」「おもいっきり」の裏)でMCに抜擢され玉砕したり、盟友の電気グルーヴがやってた「モグラネグラ」で一緒に女装トークを深夜番組でやっていた。
今でこそテレビの伊集院は「ピクニックフェイス」と称して雛壇芸人、またはデブタレの位置に収まってるが、このHYU2では数分のフリートークコーナーを持っていたのを覚えている。そこではラジオの伊集院、自称するところの「痴豚」としてトークをしていた。
番組のマスコットとしてTPDを起用しているのでも分かる通り、この番組は「夕やけニャンニャン」の模倣ともいえる構成であり、客層もアイドルオタク的な野郎共がほとんどだった。
おそらく番組側が伊集院に期待してたのはとんねるずだったに違いない。

フリートークコーナーでは伊集院は卒なくウケを取っていたが、もうこの頃から伊集院の客層≒オタクという図式が出来上がっていた。
確かにオタクと伊集院は親和性が高い。今現在でもかつて10代後半~20代前半中心だったファン層がそのまま持ち上がる形で20代中盤~30代前半を基盤にしてネットコミュニティ(つまりはネットを徘徊するメイン層のひとつであるオタク層)では絶大な人気を誇っている。ネット上で認知された伊集院は毒舌でシニカルな視点のトークが面白いというラジオパーソナリティだ。
しかし、伊集院はその本質たる黒伊集院をテレビで主流にすることなくありあわせのタレントとなる道を歩んだ。
それは伊集院の持ち味がオタクだったりラジオだったりという「密室的な空間」で成立する笑いだった故の不幸としか言いようがない。
僕自身伊集院の大ファンで、もう10年位「深夜の馬鹿力」を聴いている。波はあるにしろ、伊集院ならではのトークは健在だ。
だがもう伊集院のトークをテレビは必要としていない。
テレビはただ放送が流れているだけの箱で受動的だ。
能動的に聴くことで参加するラジオとは違いすぎる。
インターネットはラジオ的なメディアであり、能動的にこうやってブログでいろいろ意見をこねくり回すことはまさにラジオでネタハガキを送る行為を進化させた形のようでもある。
もし伊集院の登場が10年遅れていたら、今の伊集院像とは別のタレント像が形成されていただろう。
なまじテレビの仕事をこなせた器用さが仇になってしまったのかもしれない。
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